だいあろぐ
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2005/04/25 (Mon) [長年日記]
§1 最後の俸給
退職した会社から、3 月分の残業代や退職金、その他もろもろが振り込まれた。ポストをのぞいてみると、給与明細が郵送で届いていた。
これで、9 年間お世話になった会社ともお別れである。そう思うと、ふと頬を伝う熱いものに気づいた。すっかり吹っ切れたと思っていたのに、実のところまだなにかあったようだ。喧嘩別れではなかったからこそ、そう感じているのかもしれない。
もちろん、在籍中に身に付けたスキルはわたしの血肉となっているし、社会人としての経験を学ばせてくれたのはこの会社だし、お世話になった上司や同僚、後輩との縁が切れたりするわけでもない。あいもかわらず街で顔を会わせることがあれば挨拶もするし、夜ならのみに行ったりするかもしれない。わたしの人生にとって決して短くはない時期を過ごした場所なのだから、それなりの思い出がつまっているのだろう。
モニターが映し出す、決して少なくはない残高表示を見つめながら、懐かしくもあり、辛くもあった前職のことを思い出していた。そろそろ、歩き始めるか。そう思った。
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